こんにちは。フィリピン留学者のもんしょー(@sima199407)です。2015年に3週間、2016年に半年間セブ島に語学留学し、英会話力とTOEICスコア100点アップした経験があります。
留学者のリアルな意見がほしい。
という疑問について考えていきたいと思います。
結論として、3つポイントがありまして、
・半年間の留学は?→効果はある。
・フィリピン留学→先進国への留学に比べてコスパはいい。
・最初は3ヶ月程度を考えて徐々に延長する。
→フィリピン留学は◎。ただし、半年間は▲。という感じです。
以下で内容を深掘りしてみましょう。
半年間のフィリピン留学がおすすめできる理由
勉強する(しかない)環境が整っている
フィリピン留学の特徴として授業数の多さがあります。
一般的な欧米留学は午前中のクラスで終わることもありますが、フィリピンでは夕方まで下手したら夕食後にも授業がある学校が少なくありません。
また、スパルタ式の学校では平日の外出を禁止しているところあります。
実際、私が行っていた学校も金曜日の夜と土日しか外に出れませんでしたし、テストの成績や生活態度によっては土日も出れないという生徒もいらっしゃいました。
まさに留学という名の監獄ですね。笑
先進国への留学と比較して2/3の費用で行ける
フィリピン留学を選択される方の多くは、”費用"で選んでいる感じがあります。
多くの人のイメージとしては主要国の半額ほどで行ける感じですが、経験者からすると、そこまで価格差は出ないと思います。
例えば、
国名 | 留学費用(6ヶ月) |
アメリカ | 254万〜278万円 |
フィリピン | 120万~240万円 |
(授業料、滞在費、往復航空券、保険料込み)
参考サイト
【アメリカ留学費用】 :アメリカ留学の費用(3カ月・半年・1年)と費用を節約する方法6選
【フィリピン留学費用】: フィリピンに半年間の留学!24週間(約6ヵ月)の費用例まとめ
フィリピンの方はだいぶ幅がありますが、間を取って「180万円」くらいを見積もっておけば大抵収まります。
私も200万円を資金として用意しましたが、これを超えることはなかったです。(大体全部で150〜160万円には収まりました。)
マンツーマンだからできる、授業の柔軟性
価格だけ比べると思ったほど安くないかもしれませんが、フィリピン留学の特徴は「授業方法」です。
国名 | 授業方法 |
アメリカ | グループクラス |
フィリピン | マンツーマン |
フィリピン講師の授業はマンツーマンクラスがほとんどなので、その時間先生を独占することができます。遊園地で言えば待ち時間0分状態です。
これは欧米留学だとなかなかできないと思います。
また、自分にあったカリキュラムを組むことができまして、私が体験したものでは、
(教科書よりIELTSの勉強したい。)
(わかったわ、次からやっていきましょう。)
みたいに自分で交渉することができます。(先生にもよりますが、柔軟に対応してくれる人も多いです。)
これって結構大事なことで、自分がやりたいことだけにフォーカスできるので、効率よく能力を伸ばすことができます。
全員が対応してくれるわけではないですし、教科書どおり進めないといけない学校の方針があったりするので、
それは先生の指示に従ってあげてください。(先生の給料に関わってくる可能性があるで察してあげましょう笑)
日本人以外と生活ができる
勉強以外にも成長ができる場面が多くあり、それは共同生活です。ほとんどの語学学校は学生寮を併設しており、そこに1室2〜4名ほどで生活しています。
初の寮生活になる人も多く、なおかつ日本語の通じないルームメイトと暮らして行くことが不安になると思います。
私が過去にルームメイトになったことがあるのは、「韓国人、中国人、台湾人、ベトナム人、日本人」という感じでして、日本人以外はもちろん英語で話させないと伝わらないです。
ということは活きた英語を使うチャンスになります。授業で学んだことを使ってすぐに日常生活に応用することができるので、会話力が勝手に伸びます。
喋れなくても一緒に行動してみる
休日になれば、一緒に出かけたりすることあります。
よくあるパターンで留学して間もないときは「ちゃんと話せるか不安だ。」と思ってしまい、日本人同士で行動するケースも多いのですが、なるべく他国の集団に行ったほうがトクです。
なぜなら、「英語を聴く」ことができるから。
喋れないにしても聴く能力(リスニング力)を上げることができます。フィリピン人の先生とはまた違ったアクセントだったり、言い回しを使うと思うので、触れておくことが非英語圏に行った際にその国の人の英語が聞き取れる力になります。
フィリピンの講師はきれいな発音(日本人が聞き取りやすい)ように話してくれますが、よそではそうはいかないケースが多いです。
私の場合、「台湾人の英語は聞き取りやすく、ベトナム人の友達の英語は聞き取りづらい。」ということがあったのですが、1ヶ月くらいルームメイトとして雑談しているうちになんとなくクセみたいが分かってくるようになったのです。
そうすると、ベトナム英語が理解できた気になるので、「あ、成長したな」と身近で感じることができます笑
留学中にあった事例
もう少し詳しくフィリピン留学時の例をみていきましょう。
アジア圏に友達が増える
フィリピン留学は95%以上「アジア圏」からの留学生が占めてます。これはほぼ例外なくどの語学学校でもそうです。
なので、留学後も比較的日本から近く、遊びに行きやすいのがいいです。旅行先に友達がいるってのは心強いです。
レアケースで「ロシア、UAE、イタリア」などの非アジア圏からの留学生もいたりしました。
スピーキング力の向上で海外に恋人ができる
留学中に一気に英語力が伸びる要因として、恋愛が絡んでくることが多いです。
他国同士のカップルはもちろん、アプローチするときも英語力が必要になってくるので、無意識でもスピーキングを伸ばそうとするケースがあります。
恋のチカラは偉大です。
メリットだらけに見えるが・・
これから申込みしてみようかな。
と思うかもしれませんが、私が感じた気になる面(ネガティブ要素)もご紹介したいと思います。
①格安といっても100万円以上かかる
他の地域と比べて格安だと言っても留学ですからお金がかかります。
学校にずっといれば住む場所や寮の食事があるので、それほど固定費がかかることはないのですが、休日に外食、買い物などで出かけたりすると思ったよりも出費するケースが多いです。
日帰りのプライベートビーチは入るだけでお金がかかります。(1200〜4000円くらい)
なので、「月にいくら使うか」の予算を決めておくのがいいです。
最近は「0円留学」というものもありまして、現地でインターンシップをして語学学校に通うプランがあるそうです。
インターンシップもよくあるコールセンター勤務のみというわけではなく、営業やコンテンツ制作の担当もあるそうです。
参考:NILSオフィシャルブログ
注意:「半年間」をいきなり申し込ないほうが無難
6ヶ月間分の費用を一括で支払ってしまうと、後悔するケースが多いです。
理由として「学校を変えたい」、「フィリピン留学が思ってたのとは違った」という時に返金手続きをしないといけないからです。
返金額も満額返ってくることが少なく、一括で払う場合は気をつけたほうがいいです。
私は、学校を3回変える(全部グループ校内)というなかなかレアケースだったのですが、一回変えるたびに「コース変更手数料」や「移動代」がかかってしまい、かなり無駄に払ってしまった経験があります。。。
②東南アジアなので年中暑い
これはデメリットにならない人もいるかと思いますが、暑いです。
平均気温が30度くらいある国ですので、冬に日本から来ると感覚が狂います。笑
暑いのはそんなに苦ではなかったですが、蚊が一年中飛んでいるのが辛かったですね。
③共同生活が苦痛
長期間にわたって、見ず知らずの学生と一緒に過ごすのは経験がないと想像がつかないと思います。事前に同居人を指定することもできません。
はっきり言ってこれは運です。
「東京まで遊びに来てくれる親友みたいな人」か「夜中帰って来て寝ているところを起こしてくるやつ」か天国と地獄みたいな環境を味わいました。笑
これの対処法は1つでして、
「1人部屋を使う」ことです。これがベストな回答だと思います。
費用は通常よりかかってしまいますが、安心安全な生活を送りたいなら考えるのもアリです。
韓国の人はシェアの意識が高い?
共同生活の流れで感じたことが一つありまして、それは韓国人のシェアリング意識の高さです。
フィリピン留学では日本人よりも韓国人と関わる機会が多かったのですが、文化の違いを肌で感じました。
例えば、外食に行くと
・自分の食べたいものを選ぶ。☓
・注文して来た料理から選ぶ。○
という形が多かったです。
気になったので、友達に聞いてみたところ、
だから、ご飯を一人で食べることもあまりしない。
らしいです。一人で食べることをしないというのは、結構衝撃でしたね。
また、韓国の友達5〜6人と旅行したときは一人一つのベッドを予約せずに、
キングベット2つをくっつけて、そこにみんなで寝ました。これも共有ということなのかなと。笑
まとめ:おすすめできるけど、とりあえず短期間で行くのがベター
少し話がズレてしまった部分もありますが、半年間のフィリピン留学について話してみました。
リアルなところ、半年行く効果はありますが、最初から6ヶ月行くと決めるのではなく、最初2〜3ヶ月分予約するのがいいかなと思います。
なぜかというと以下のことが起きる可能性があるからです。
[box04 title="留学の失敗例"]
・フィリピン自体に飽きる
・自分が選んだ語学学校への後悔
・英語力が伸びない
[/box04]
こうなった場合の対処法として「細かく延長していく」方法が有効です。
図でいうとこんな感じ。
期間 | 1〜3ヶ月目 | 4ヶ月目 | 5ヶ月目 | 6ヶ月目 | ・・・ |
アクション | 日本で予約 | 現地で延長 | 現地で延長 | 現地で延長 | ・・・ |
メリットとして「選択肢を広げる」ことがあります。留学終了が間近だとなったときに、
[box05 title="今後の選択肢"]
・延長しようかな
・他の学校へ行こう
・日本に帰ろう(帰国)
・違う国に留学しよう
[/box05]
と選べる状況になりますので、そのときの状況に合った選択をすることができます。
といろいろ言ってきましたが、決めるのは留学する本人なので6ヶ月一括で申し込んでもOKです。
とりあえず、行かなければ始まらないので。
フィリピン留学について聞きたいことがありましたらTwitterのDMにて受け付けております。
もんしょー(@sima199407)
では、充実と納得したフィリピン留学を!
https://simablog.net/study_abroad_cebu/